臨津江

僕は「パッチギ」という映画が好きなのですが、そんな僕が韓国で是非一度訪ねてみたかった場所が臨津江(イムジンガン)です。韓国と北朝鮮の国境にほど近い位置を流れており、南北分断の象徴的な存在でもある川ですが、「パッチギ」では「イムジン河」という曲がお話のキーとなっていました。

最寄駅は京義線(キョンイ線)臨津江駅。右はソウルで左は平壌(ピョンヤン)、、
朝鮮半島を南北に走る京義線は昔は現韓国と現北朝鮮を繋いでいました。ソウルの昔の名前「京城」と北朝鮮の「新義州」から一文字ずつ取ったのが「京義線」の由来です。南北分断によって京義線も分断されてしまったんですね。僕はこの標示を見ただけでも、ここに来た価値があったと思いました。

さて、イムジンガン駅から歩いて行くと、臨津閣(イムジンガク)という公園が見えてきます。臨津閣は平和をテーマにした公園で、分断された線路、柵に吊るされている南北統一への祈りなどを見ると、朝鮮半島は依然として休戦中だということを改めて思い知らされます。(ただ、隣に併設されていた「平和ランド」という遊園地には、それはちょっと「平和」を安売りしすぎじゃないか?と心の中でツッコんでしまいましたが、、)

イムジンガクは民間人が普通に行ける、南北休戦ラインギリギリの場所です。さらにDMZや板門店など休戦地帯の観光もしてみたいという人は、イムジンガクでチケットが買えますよ。

京畿道 坡州市 臨津閣国民観光地
キョンギド パジュ市 イムジンガク
경기도 파주시 임진각 국민 관광지