臨津江

僕は「パッチギ」という映画が好きなのですが、そんな僕が韓国で是非一度訪ねてみたかった場所が臨津江(イムジンガン)です。韓国と北朝鮮の国境にほど近い位置を流れており、南北分断の象徴的な存在でもある川ですが、「パッチギ」では「イムジン河」という曲がお話のキーとなっていました。

最寄駅は京義線(キョンイ線)臨津江駅。右はソウルで左は平壌(ピョンヤン)、、
朝鮮半島を南北に走る京義線は昔は現韓国と現北朝鮮を繋いでいました。ソウルの昔の名前「京城」と北朝鮮の「新義州」から一文字ずつ取ったのが「京義線」の由来です。南北分断によって京義線も分断されてしまったんですね。僕はこの標示を見ただけでも、ここに来た価値があったと思いました。

さて、イムジンガン駅から歩いて行くと、臨津閣(イムジンガク)という公園が見えてきます。臨津閣は平和をテーマにした公園で、分断された線路、柵に吊るされている南北統一への祈りなどを見ると、朝鮮半島は依然として休戦中だということを改めて思い知らされます。(ただ、隣に併設されていた「平和ランド」という遊園地には、それはちょっと「平和」を安売りしすぎじゃないか?と心の中でツッコんでしまいましたが、、)

イムジンガクは民間人が普通に行ける、南北休戦ラインギリギリの場所です。さらにDMZや板門店など休戦地帯の観光もしてみたいという人は、イムジンガクでチケットが買えますよ。

京畿道 坡州市 臨津閣国民観光地
キョンギド パジュ市 イムジンガク
경기도 파주시 임진각 국민 관광지

松島セントラルパーク

仁川といえば?はい、空港ですね。でもそれだけじゃないんです。

松島(ソンド)は仁川の中でも最も海寄りの埋立地エリアです。仁川空港にほど近い場所柄、経済的な中心として育てようとしている開発区です。国際業務地区駅、知識情報団地駅、テクノパーク駅、キャンパスタウン駅・・・駅の名前だけ見ても次世代を行っていますね。(ただ、僕が松島を訪れた当時、国際業務地区駅で降りたところ周りはただの荒野でした)

セントラルパークはこれまたステキな名前の「セントラルパーク駅」から歩いてすぐ。開発区だけあって周りは高層ビルや高層アパートが林立していますが、そんな中で市民の憩いの場となっているのがセントラルパーク。ソウルもそうですが、韓国は都市化が進んでいる中でも公園はしっかり確保されているのは良いところだと思います。特に写真を撮るのが好きな人には、何時間居ても飽きないスポットだと思います。

週末にのんびりボートに乗ったりしてデートするのにも良さそうだなと思いました。季節はもちろん、夏がオススメです!

仁川広域市 仁川松島セントラルパーク
インチョン市 インチョンソンドセントラルパーク
인천광역시 인천송도센트럴파크

ヘイリ芸術村

ソウルの北、北朝鮮のすぐ下に位置するパジュ市。
そこには韓国の芸術家達が集まるヘイリ芸術村(マウル)という町があります。

美術館や博物館、ギャラリーなどが立ち並ぶ中、今回のイチバンのお目当てだったのは「韓国近現代史博物館」(한국현근대사박물관)。1960代頃の韓国を再現したミニチュアの町です。入場料は大人1人7000ウォン、子供は5000ウォン。

近現代史博物館、思ったよりも内部は広くて、なかなか楽しめました。60年代の韓国といえばまだ漢江の奇跡と呼ばれた経済成長の前。高度成長期前の日本の姿を彷彿とさせる雰囲気です。貧しいながらも人と人とが力を合わせて一生懸命生きていた、そんな時代ですね。

ヘイリマウルを訪れたのは2月のまだまだ寒さの残る日。残念ながらあんまり人がいなくて、ちょっと寂しかったです。暖かいときに来た方が良かったのかも。ここだけのために1時間かけて行くのはちょっと大変でしたけど、アウトレットで買い物したあとに寄ってみるのも良いかもしれません。

ちなみに「ヘイリ」というのは、パジュ地域で昔から歌われていた民謡に出てくる間の手だそうですよ。

京畿道 坡州市 ヘイリ芸術村
キョンギド パジュ市 ヘイリマウル
경기도 파주시 헤이리마을

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